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2008年8月

2008年8月30日 (土)

メガネ

通りかかりの眼鏡ディスカウント店で、レンズ50%OFFという宣伝文句に惹かれて店内へ。
この頃は家では眼鏡のことが多いけれど、10年くらい使ってネジはゆるみ時代遅れな代物で、外に掛けて出られない。いつか新しいのを作ろうといつも思っていたのでちょうどいいと思った。

色々な枠を手に取って掛けてみる。
そのうち素敵な眼鏡をかけたロングヘアの店員さんに声を掛けられた。
「それ、お似合いですね」
「そうですか?」
次々と物色していたが、いまひとつしっくりしない感じ。
首をかしげていると、
「これなんか、いかがですか?」
渡されたものをいくつか掛けてみる。
でも、最初に自分で選んだのが一番良かった気がする。
また、渡された別のフレームを掛けてみた。
おーこれは自然な感じ!
「これはフレームが明るい感じですから、お顔も明るく見えます」
最初に掛けてみたものと比べてみて、最後に店員さんが渡してくれたものの方が断然安いし、その割にいい感じなので、これに決めた。
「どうぞ、こちらへお掛けください」
店員さんに言われ、奥の席へ。
「コオロギです。よろしくお願いします」
と聞こえた。
『うん? 聞き間違い? まあ、いいや』
心の中で思う。
しかし、コオロギさんの眼鏡はいかしてる。
ダークブラウンの少し角ばった形で、柄の横の部分にきらっと光る貝殻のような細工が付いている。
「どこのですか?」
と聞いてみたかったが、高そうだし恥ずかしいのでやめた。

コンタクトレンズを外し、レンズのケースに入れる。
視力を機械で自動測定した後、もう一度詳しい検査をしてくれた。その結果、ほとんど乱視はないので、乱視の矯正はしなくてもいいとのことだった。

コオロギさんは見かけと違って、少し東北のイントネーションを感じる話し方で、親切、かつ気さくに色んなことを教えてくれた。
もともと乱視があった人でも、ハードコンタクトだと矯正されてほとんど乱視がない状態になっているが、眼鏡での生活に戻すと、また乱視が復活することもあるらしい。でも、眼鏡との併用だと言うとそれなら大丈夫とのことだった。
それから、外でくっきり見えるくらい度を強くすると室内で本やコンピュータを見るときには強すぎて、疲れるとのこと。結局、室内でも屋外でも対応できるくらいの度にしてもらった。
それから、レンズにわからないくらいの色を入れると、パソコンを見るときに疲れにくいということで、それもお願いした。

見かけは綺麗なお姉さんなのに、少しだけ東北のイントネーションで正直に情熱さえ感じる親切さで接客する態度に好感を覚えた。
いつか小説のキャラに使わせてもらおうかな…と思案中。

しかし、あらためてメガネを掛けた自分の顔を鏡で見てみると「ザマス!」という感じ。父兄参観へ行く雰囲気かも…

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2008年8月24日 (日)

キリンヤガ

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今日で北京オリンピックも終わり。
閉会式を盛大にやっていましたね。
マラソン男子の金メダリストは日本へ留学していたこともある、ケニアのワンジル選手。(画像は、なんとなく終わりというイメージで、先日、写した夕日です)

ケニアと言えば、この前、読んだSFの傑作「キリンヤガ」マイク・レズニック著は素晴らしかったです。SFをあまり読んだことがなかったので、ちょっと読んでみようと思って手に取ったのですが、読んでみて、「これ、SFなの?」とちょっと疑問を持ちました。でも、ヒューゴー賞、ネピュラ賞、ハヤカワSFマガジン賞など数々の賞を受賞しただけのことはあります。SFには興味のない方でも、きっと楽しめる面白くも考えさせられるお話しです。

欧米社会の科学技術や宗教、習慣がアフリカの先住民族キクユ族を脅かしみんなが古い習慣を捨て、ケニア人になっていく。それを見て、立ち上がった一人のエリート老人がテラフォーム化され、人類が住めるようになった小惑星にキクユ族のユートピア、つまりキリンヤガを作ろうとするお話です。
キリンヤガとは、キクユ族の神が宿る山の名前で、欧米人により名をケニヤ山に変えられた山のこと。それを新しいユートピアの名としたです。
このコリバ老人は、地球ではなんとケンブリッジ大学を優等で卒業し、イエール大学でふたつの博士号を取得した頭の切れる人です。それなのに、一切の先進技術を拒否し、キクユ族の呪術師ムンドゥムグとなって、人々が昔ながらの伝統を忠実に守って生活するよう導く道を選んだのです。
人々に伝統を守らせることは並大抵ではありません。なぜなら、伝統を守るために場合によっては個人の幸せや健康より、村の秩序を重視していかなければならないのです。そんなコリバの強権的なやり方は次第に人々の反感をかっていきます。
これは、いくつもの短編を組み合わせた物語で、私は「空にふれた少女」とエピローグの「ノドの地」が好きです。はじめのうちは、コリバの無茶なやり方に、「このガンコ親父!」とどうにもならない怒りばかり覚えていました。でも、最後のエピローグではコリバに同情してしまい、目頭が熱くなりました。

伝統とは、どうしても失われていくものなんでしょうね。

2008年8月10日 (日)

小さなカフェにて

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今日は、ちょっとだけ遠くの図書館へ出かけました。今まであまり手を出していなかったSFの本「キリンヤガ」と「ハイペリオン」を借りてきました。SF系のマンガは好きでしたが、本格的に小説で読んだことがないので、ちょっと読んでみようと思ったのです。でも、買ってみて面白くないと困るので図書館というわけです。行きはバスでしたが、歩くのもダイエットになるかと帰りは歩き。でも、途中でお気に入りのカフェに入ってケーキなど食べてしまいました。これじゃ、痩せないです…

私はカフェで、ちょっと一息入れるのが好きです。普段はスタバやらエクセシオールやらですが、こういう場所に行くと家にいるときとは違って、いいアイディアが湧くことが多い気がします。コーヒー豆をひく匂いや音楽やら、人の話し声なんかがいい刺激になってくれるんでしょうか。お一人様で本を読んだり、ノートを広げて思いついたことを書いたりして過ごすとちょっとだけ嬉しい気分になれます。

2008年8月 3日 (日)

花火

昨日は、花火大会でした。
そして、母の誕生日でもあったので、二人でささやかなお祝いの夕食を済ませた後で、ベランダからビールやお茶を飲みながら、花火を見ました。
母は今年で傘寿となりました。
傘寿というので、日傘もいいかと思いましたが、(八十というのを模った言い方で、傘とは関係ないですが)日傘は持っているので、日よけの帽子をプランタンで選んであげたら喜んでいました。

しかし、隣の人は何する人ぞという感じで、普段はめったに(エレベーターでも)お会いしないのに、年に一度、花火大会の日だけ、お隣同士が仕切り越しに会話を漏れ聞くというのは何とも居心地の悪いものです。

お隣は最近、赤ちゃんが生まれたらしく、奥さんがあやすのに大変で、「わー、ちゅごいねー。ドーン、ドーン。おっきな音だねー」赤ちゃんがぐずりそうになる度「ドーン、ドーン」などと声をかけておられ、「あー、ちかれちゃった」などと聞こえてきて、微笑ましかったです。

こっちも構わず母と私で、「綺麗だね」「わーすごいね!」「大きいね」などと話したり、お茶を飲んだりしながら、見ていました。
その後、「パパが帰ってきました」という声が聞こえ、パパのひそひそ声が少し聞こえました。

しかし、母がそこで「お祖母さんもいるのよ」と私に耳打ちしてきました。これは隣りまで聞こえるのではと私はひやひやして、自分だってお婆さんなのにと言いたくなり、あー、去年と同じだと一年間忘れていたことが蒸し返される思いがしました。

お隣同士って微妙な関係ですね。

↓花火の動画は少し、容量が大きいのでダウンロードに時間がかかるかもしれません。見られなかったら、下の写真でご勘弁下さい。

「花火」をダウンロード

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