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2011年11月 7日 (月)

秋の夕べは不思議です

ブログネタ: 今読んでいる本は何?参加数

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ブログ放ってしまっている間に、秋も深まってまいりました。
今日、出かけたらツタの葉も紅葉していました。近況を思いつくままに綴りたいと思います。

秋の入り口では、過ごしやすくなり金木犀の香りなんかも漂い嬉しい気分になるのに、晩秋に近づいてくると、いつのまにやら違った境地にいるのに驚きます。夕闇の濃くなった時間のいつもの帰り道、なんでもない商店街の喧騒で、どこかで見た、どこかで聞いた、どこかで嗅いだ気になったり。
この前も、新しい仕事と家事と習い事の掛け持ちで肩がつらくなったので、会社帰りに新しいマッサージ店を開拓すべく入ってみたのですが、そこでかかっていた曲が「ピアノレッスン」でした。映画の方はそれほど好きではないのですが、この曲はなんとも懐かしい曲です。
17年ほど前に、現実路線で就職することを決意し、それまでと180度違うCADスクールに通い始めたのですが、そこでかかっていた曲でした。
そのときCADを教わった女性の可愛らしい先生が若そうなのに34歳とのことで、自分たちより大分年上だなと思ったものなのに、今の自分はそれより年上なのです。あの先生は今頃どうなさっているのでしょう。もうそんなに年月が過ぎたのがとても不思議に思えます。歳なんて気にしないことにしているので自覚がなく、ときどき驚くんですね。
しかし、今、また仕事でCADを使っていて、少しずつ感覚が戻ってきているので、あれも無駄じゃなかったとしつくづく思います。
どこに行っても、いろんな人との出会いがあって、何も無駄ではないのです。
そのときには嫌に思うこともありますが、後になると役に立ったと思うことも多いですし。

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先日、また、いちじくを安く売っていたので、コンポートにしてみました。
生のいちじくは苦手なんですが、煮ると独特の風味が出て、大好きです。
うちでは、洗って四つ切にして、ひたひたの水、キビ砂糖小さじ3杯、お菓子用のブランデー少々を入れて、20分ほど煮ます。
これは冷蔵庫で3日はもつので便利です。

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うちのゴーヤは結局あまり大きくならず、熟れてはじけてしまいました。でも、この赤い種、少しグロテスクですが、舐めると甘いのです!

それから、私にも少しは役に立てることがあるかなと考えて、先日、南三陸町のボランティア団体でふとんを募集しているのを目にして、余っていた布団と毛布、布団カバーなどを送りました。喜んで下さったようで、嬉しいです。布団送付というのは料金もばかにならないとはじめて知ったのですが、布団袋に入れた上からきつく紐で縛って圧縮して、なんとか160cm以下に収め、クロネコの家財便で送ったら、3000円以下で済みました。

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最近読んだ本で、面白かったものをまたあげておきます。
残念なことに、私は自分にとって面白いと思えるものでないと自動的に目が閉じてしまう体質のようで、どんなに文学的に優れていようと、関係ないらしくて困ります。どうも、基本的にエンタメ嗜好なのかもしれません。
お断りしておくと、私の好きなジャンルはファンタジー、ホラー、ミステリー、あるいは事実は小説より奇なりを地で行くノンフィクションなどです。

マグマ (角川文庫) 」真山仁
地熱発電にまつわるサスペンスです。
主人公の外資系ヘッジファンドのキャリアウーマン、野上妙子が休暇明けに出社してみると自分の部署の人間が自分以外みんな忽然と姿を消していたところから物語ははじまり、ページをめくる手が止まりませんでした。彼女が英国ミステリーファンだという設定ですが、恐らくこの著者も英国ミステリーファンでおられるのだろうなと思いました。なんとも言えないウィットや人物描写が盛り込まれているのです。
物語自体はフィクションですが、地熱発電についてとても詳しく調べて書いておられるので、勉強にもなりました。池上彰さんのあとがきで作者が新聞社の記者を経て作家になったので徹底的な取材のもとに書かれていると知り、なるほどと思いました。
それから、この主人公は、「ハゲタカではなくせいぜいトンビです」と自称していますが、十分ハゲタカの気質を持っているようでそら恐ろしく思いました。地熱発電にはいろいろネックもあるようですが、原発に代わるエネルギーとして今後、期待したいなと思いました。

数学的にありえない〈上〉 (文春文庫) 」アダム ファウアー
確立だとか、物理の法則だとか、私の苦手な分野のお話が満載でしたが、とても面白く読めました。
「もしもあのときにこうしていたら」、と考えると何通りもの自分の人生があったかもしれないわけです。あるいは、確率的にはほとんど有り得ないようなことが、実際に起きるときには起きる。
この小説の中では、SFのように超人的能力を得た主人公が未来を予知して、もっとも良い未来を選び取って行くのです。
片や、それを阻止してその力を自分たちのために使おうとする研究者がいて、その両者の格闘の物語です。
何重ものどんでん返しで面白かったです。
この著者自信の人生が、失明からの再起、そして、統計学を専攻する大学への進学、など、いくつもの驚くべき体験にいろどられていることにも興味を覚えました。

ぬばたま (新潮文庫) 」あさのあつこ
あさのさんの、「バッテリー」が大好きなんですが、ホラーも読ませます!
小気味良いリズム感、韻を踏んでいて、詩を読んでいるような気になっているうちにいつの間にやら、恐い世界に引き込まれていくようでぞっとしました。言葉選びの巧みさに感服しました。

狐笛のかなた (新潮文庫) 」上橋菜穂子
守人シリーズのファンですが、これもとても面白かったです。
上橋さんの紡ぎだす物語は、圧倒的なスピード感と説得力でファンタジーの世界を語る力に満ち溢れておられるのに、いつも驚かされます。
読者に息つく暇も与えない疾走感で一気読み必至です。

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