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2012年1月 9日 (月)

ローズマリー&蜂蜜&読書

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Y養蜂場のサプリメントを定期購入していたら、プレゼントで蜂蜜セットをもらいました。
10種類の違う花から取れた蜂蜜で、みんな風味が違います。

この前はローズマリーの蜂蜜をホットケーキにかけて食べてみました。
やっぱり、ほのかにローズマリーの香りがするような感じ。
でも、ローズマリーってとっても小さな花なのに、あれから蜂蜜が取れるなんて不思議…
そう言えば、うちのプランターのローズマリーも去年からなぜかわんさか花を咲かせています。
植えてから5年くらい全然、花なんて咲かなかったのに何故だろう…

このところ、小説に関連するノンフィクションをいくつか読みました。
そのうち印象に残ったものをあげてみます。

■ファンタジーのDNA 荻原規子著

荻原さんのファンタジーのファンなので、彼女がどのようにしてアイディアを練っているかなどが垣間見れてわくわくした。
私など、まだアマチュアでとても足元に及ばないのだけれど、彼女との共通点を見出すと嬉しかった。
ファンタジーの作者も読者も、ユングの性格分類からすると「内向的」タイプに属するらしい。「内向的」というとイメージが良くないかもしれないけれど、多分、内向的な人というのは本当は豊かな個性を持っているのに、なかなか人に認められない少数派なので内にこもっている場合も多いのではないかと思う。
小説教室などで作品の感想を聞くと、この作品をファンタジーにする必要はないように思うという意見をもらったりするけれど、私はファンタジーを書きたくて書いているのだから、その意見には納得できないのだ。
そういう意見の方々は「外向的」タイプに属するのかもしれない。
それから、英米文学の情景描写などが好きだというのも、同意見だった。
「赤毛のアン」シリーズや「秘密の花園」などの少女小説や、宮崎駿さんのアニメなど私も好きだったものが、彼女も好きだというのが意外だった。
でも、彼女の読書量は半端でないので、一層、尊敬の念を抱いた。
彼女の意見で共感したのは、「わたしたちがファンタジーのようなフィクションに求める動機は、ひとからげに言えば、世界と自分に関係があるという感覚を味わうためだと思うのだ。…中略…ときどき、「しあわせ」とは何を指す言葉だろうと考えるが、最近では、自分の外界にあって、努力や工夫だけで動かせないもの(…他人の心でも、生物でも、神様でも、物品でも、天候やツキのようなものでも)が、自分に応えてくれたと感じることではないかと思うようになった。そして、わたしたちがこれを求め続けるかぎり、昔も今もファンタジーは必要とされ続けるのだ」
本当に沢山のファンタジーに関連するお話が出ていて、素晴らしかった。

■物語の命題 大塚英志著
この作者の「キャラクター小説の書き方」「物語の体操」は以前に読んだが、これはまた違ったテーマで小説の命題について語られていた。
物語の型はギリシャ悲劇で完成していて、のちの物語はそれを手を変え、品を買え作り変えられてきたということは前にどこかの本で読んだことがあったが、私の好きな「ジェニーの肖像」の時間の進み方が違う二人ということを使った小説が他にあるとは知らなかった。でも、これをまた使うというのは、絶対に二番煎じを否めなくなりそうで難しい。
それから、萩尾望都さんの「トーマの心臓」がヘルマンヘッセの車輪の下に影響を受けているというのも面白かった。
でも、ご本人も序章で書かれているのだが、「ぼくは創作のかなり本質的な部分までが「型」や「形式」だと考える立場です。しかし、他方で「文学研究」をまじめにやっていると自負されている方から、あなたは作者の固有型という思い込みの上に成り立つ近代文学を批判するポストモダニストではないかと聞かれることがあります。…」
とのこと。
私は、結果的にその小説が「型」や「形式」におさまっているように見えても、作者が意図したかどうかはわからないなと少し思った。
でも、知っていると便利だろうと思う。
それから、人が使ったことのない命題ってないだろうかと、考えてしまう。

ついでに今まで読んできた小説作法の本で主だったものを挙げてみたいと思います。

■新人賞の獲り方教えます 久美沙織著
これは十年ほど前に、はじめて小説を書こうと思ったときに読んだ本。
小説はそのジャンルによって文体を変えなくてはならないのだと知った。
それから、ヒッチコックが使った「マクガフィン」というのが便利なものだなと思った。
これを読んで、起承転結の筋立てでSFファンタジーを書いたのだが、この時代には視点の問題がまだ上手く処理できていなかった気がする。
しかし、外国文学では視点は沢山変わるものが多いけれど、現代の日本文学ではそれは好まれない。その点は難しいことだなと今も思う。
続編もためになる。

■ミステリーの書き方 アメリカ探偵作家クラブ著 ローレンストリート編
これはさまざまな作家(ミステリー)に、インタビューし、個性豊かな創作方法を紹介しているもの。
小説というのは、とくにエンターテイメントでは、ミステリの手法が必要だと思う。必ず謎がなくてはいけないと思うのだ。
この中から、自分にあった方法を探してみるといいかもしれないし、自分が今まで気づかなかった点がみつかるかもしれない。短編小説がいかに削ることが大事かというのはとても納得したのだけれど、私はなかなか削ることができない。推敲しようと読み直すと、足りない部分を書き足してしまって、だんだん長くなっていく。中篇から長編に向いているのかもしれない。

■小説を書くための基礎メソッド 奈良裕明著
これは文章の推敲の仕方や、アイディアを日々の生活の中で積み重ねて捻出していく方法が参考になった。
大分忘れてしまったので、読み返してみようかと思う。

■書く人はここで躓く! 宮原昭夫著
アマチュアの場合、舞台設定までで終わってしまっているものがあるというのに気づかされた。
物語は展開させなくてはいけないのだ。
これも、また読み直してみた方がいいかもしれない。

■書きたい!書けない!  マリサ・デュバリ著
ハリウッドの脚本家のスクリプト開発法
これは今でも私のマニュアル本の一つ。キャラクター作りをハリウッドの脚本家たちがいかに大事にしているかがわかった。
それから、マジックノートを作ることによって、誰でもカフェでの5分間にでもスクリプトのアイディアを練ることができるというのが目からうろこだった。私も実際にマジックノートを作品を書くたびに作っている。
ハリウッド作品が好きかどうか分かれるかもしれないが、このやり方は使えるように思う。

こういう本があるって、なんて有難い世の中だろうと思います。
これから先も、あきらめずに頑張っていきたいです。

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コメント

蜂蜜、私も大好きですheart01
大阪へ行ったとき、阪神デパートの地下にある蜂蜜専門店によく行っていました。
試食とかもさせてくれるし、いろいろな種類の蜂蜜があって楽しかったです。
そういえば、久しく大阪へも行っていないなあ~
大阪駅周辺もかなり変わっているみたいで、いままでも位置関係がよくわからなかったし、確実に迷いそうですcoldsweats01

はちみつは、花によって味や含まれる栄養分も違うから、面白いですよねhappy01
この前、渋谷のビルの屋上でも養蜂やっているって、テレビでやっていてびっくりしました。
大阪って数回しか行ったことないんですけど、H下市長になったりして、これから先、どんどん変わっていきそうな感じですよねーup

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